みなさんは、燃えたことがありますか?

闘志とか、情熱とか、ではなくリアルに・・・。

私は、あります。

先日、時間的にとてもタイトな1日を過ごし、夕飯は“洗ったお米に混ぜればいいだけの炊き込みご飯”と、お出汁も天ぷらも生の麺もセットされている“天ぷらうどん”を買い込み、急いで帰宅しました。

家に帰り、ひと息つく暇もなく子供たちが帰ってきます。

子供たちが帰って来て決まって聞くのは 「今日のごはん何?」

「炊き込みご飯と天ぷらうどん」「ヤッタ♪炊き込みご飯大好き!」

 

急いでお米を洗って、炊き込みご飯をセットします。

ガスコンロには、麺を茹でるお湯とお出汁を温めるためのお鍋を火にかけます。

急いでいるのでコンロの火も大きめです。

そして、天ぷらは温めるためにレンジへと放り込まれます。

電子レンジは、ガスコンロの向こう側の出窓の前50cmくらいのスペースに設置してあるのですが、その場所は少し高い位置な上に、ガスコンロの向こう側なので、レンジの中のモノを出し入れする時はコンロの上に覆いかぶさる形になります。

 

天ぷらを温めているとレンジの中で 「ポンポン」 と景気のいい音が聞こえるのでドアを開けてみると、天ぷらの天かすが元気よく飛び散っていました。

「ヒャ~、えらい事んなってるわ~」 と少し背伸びしながらコンロの上に覆いかぶさり、レンジの中を掃除していると、なんだかお腹のあたりにほんわりした暖かさと、微かな焦げ臭い匂いを感じます。

 

ふと見るとお鍋の火がなんと!私のシャツの裾に燃え移っているではありませんか!

「うわっ!燃えてる!」

その声に気づいた娘はスグそばでご飯をよそうため、淡いピンク色のしゃもじとお茶碗を両手に持ったまま 


「ママーーーーッ!!」「ママ――――ッ!!」


と燃えゆく私を見て叫んでいます。

『こんな火はすぐに消えるだろう』 と思っていたら最初地味だった火は意外としぶとく、しかも勢いを徐々に増しながら私のシャツを灰にしてゆきます。

その間も娘はしゃもじとお茶碗を持ったまま


「ママーーーーーッ!!」「ママ――――ッ!!」「ママ―――ッ!!」


を連呼しています。

 

流し台で水を出しながらシャツの裾をつかんで、流水の元へと持っていきたいのですが、そちらを向いたら顔に火がきてヤケドしそうなので顔をそむけると、まだしゃもじとお茶碗を持ったまま叫んでいる娘が視界に入ります。

 

一瞬、『これってブログのネタになるかも♪』 という思いが頭をかすめます。

が、『そんなことより、早く火をけさなければ!』

叫び続ける娘の 

「ママーーーーッ!!」「ママ――――ッ!!」


の声を聞きながら、『あれ?あのお嬢(娘)はなんで叫んでるだけで、火を消しに来ないのだ?てか、ダラダラとすぐソコでマーくん(息子)は漫画読んでたよな、なんでふたりとも助けにけえへんの?』 

『こういう時って自分で「助けて~」とか言えばいいのに意外と声が出ないものだな』 

などと、焦っている筈なのにどこか冷静に考えていると、やっとマーくんが

「うわっ!なんでお前動けへんねんっ!!」と娘に言いながら私の燃え広がりつつあるシャツの火を消してくれたのでした。

 

「なにしてるんっ?!」と半ば怒りと呆れの混じったような声で息子が聞くので、私は火が消えたことでホッとして笑けるやら、情けないやらで「かくかくしかじか・・・」TTと、泣き笑いの状態で説明すると

「うっさいなー、ナニ騒いでんねん、と思って見たらオカン燃えてるからビックリしたわ!燃えるか?フツー」

 

そこでやっと娘が 

「ママーーーー」(TOT) 

しゃもじとお茶碗を置き、私に抱き付いてきました。

『コイツ・・・やっと動いたな。でもビックリして動けなかったのかも』 一応私も娘の肩に手を回しハグします。

 

娘 「ママ~よかったなぁ~火ぃ消えて、もうビックリしたわ~T_T

私 「うん、ママもビックリしてんけどアンタ、ママーー、ママ――って叫ぶだけで助けにけえへんかったよな・・・」

娘 「うん、だって燃え移ったら大変やん?」

私 「へ?」

娘 「いやだから、私に燃え移ったら大変やん。だからもうちょっとママが燃えてきたらバケツに水入れてママにぶっかけようと思っててん」

私 「あ、そう・・・って、そんなになるまで待ってたらママ大やけどしてるわっ!!」

娘 「アハハ、ほんまやな>∇<!でもよかったやん、消えて♪」

私 「まぁいいけど」(-"-)

マ 「アホちゃう?それより、そのアメリカのティーンネイジャーみたいに短くなったTシャツ、早よ着替えたら?」

 


T
シャツではなくハートに火を点けたいものです。



   あ
・・・寒がらないで~(*O*)