夫婦なのに、知らず知らず“競争”してしまっている事がある。

いや、夫婦だからだろうか()

『知らず知らず』なので、“競争”していることに気づきにくい。

心理学を学ぶようになって私と元夫は“競争”していたのか、と知った。

しかも、随分長い間、競争の罠に嵌っていたのかも、と思うと疲労が増した気がした。


小さなケンカから大きなケンカまで、ケンカはよくしたけれど“競争”している気は全くなかったので、競争していたと知った時は驚いた。

心理学を学びだして驚いたことは沢山ある。

“競争”はそのうちのひとつ。


元夫の女性関係や金銭問題がキッカケとなり、自分たちの【夫婦関係】と向き合い出したのだが最初の頃は、カウンセリングを受けていても解るような解らないような、「なんのこっちゃ?」なことも多かったが、なにかどこか心に引っ掛かるものがあり、解らないながらも向き合い続けてゆくと見えて来るものがある。

「競争していますね」と言われた時はピンと来なかった。

「んなわけないけどなぁ」くらいにしか思えず。


しかし、よく考えてみるとしっかり競争していた。

ある時、私の実家で父・兄・元夫・私で食事をしていた。

食後に父がいつものようにコップに水を汲み薬を飲んで、自分で下着を出してお風呂に入って行った。

それを見ていた元夫は

「お前!なんでお父さんが薬飲むのに水入れてあげへんねん!毎日の事やろ?それにお父さん自分で着替え持って行ったやん!なんでお前が出してあげへんねん!?」

かなり驚いていた様子だった。

けれど、驚かれた私もかなり驚いた。


私「え?!フツーやん」

元夫「マジか?」

私「マジやん」

元夫「ありえへん」

私「自分のパンツくらい自分で出す!至ってフツーです」

元夫「冷たい娘やのぅ~」

私「いえ、フツーです」


彼の家では、お風呂に入る時、お父さんの着替えはお母さんが用意していたらしい。

ウチの場合は、その頃母が既に他界していたために「お前が用意してあげるのがフツーやろ」と彼は思っていたのだ。


他にも

朝はご飯か?パンか?

車は白か?シルバーか?

お風呂は熱めか?温めか?

子どもは幼稚園か?保育園か?

映画は吹き替えか?字幕か?

夏は海か?プールか?

食事はテーブルか?お膳か?

寝る時はベッドか?布団か?


もう、挙げ出すとキリがない。



このような意見の食い違いを私は、単なる「価値観の違い」と思っていました。

もちろん価値観の違いでもあるのだけど、その下には“競争”があります。

「これがフツーでしょ」「常識的に考えてこっちの方が正しい」などお互いに相手を自分のやり方にはめようとしているのですね。

しかも、無意識に“競争”してしまっていることも多いので要注意です。


“競争”ですから勝ち負けがあります。

勝った方は優越感を感じますし、負けた方は敗北感や劣等感を感じます。

負けた方は自然の成り行きとして【敗者復活】【リベンジ】を狙ってきます。

そうすると、競争が激化してきて争いが絶えなくなり、競争どころか戦争状態に突入したりすることも。

そもそも夫婦は、争う相手ではない筈なのに。

こうなると、家では全然寛げなくなってしまいますね。


価値観ややり方の違いは、誰とでもあるもの。

価値観ややり方、考え方が違うな、と感じた時は 戦う のではなく先ずは 話し合いの席 に着きたいですね。

そして、「違った価値観ややり方を持ったふたりがハッピーになるにはどうするのが一番良いのか?」をコミュニケーションすることです。


けれど、男性はこういう話をするのが苦手な人はとても多いのも事実。

「私はこう思うんだけどあなたはどう思う?」と質問してあげると話しやすいかもしれません。

質問しても上手く話せないかもしれません。

が、相手を気遣い、思い遣る気持ちはなにかしら伝わるものです。


競争して疲れる関係ではなく、楽しくて幸せを感じれる関係を築いてゆきたいですね。