何か問題が発生したときに
◆外側を責める人
◆気づかれない罪悪感
◆内側を責める人
いつ頃から、なにかコトが起こると
自分のせいだと感じてきたのでしょう。
過去のストーリーを振り返ってみるといいかもしれません。
◆根っこはどちらも罪悪感
一筋縄ではいかない問題もありますが
基本はこの考え方、ものの見方が土台になります。
◆私たちは愛で出来ている
「〇〇のせいだ！」
or
「私のせいだ！」
と他者を責めるタイプの人と
自分を責めるタイプの人がいます。
こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
ご訪問ありがとうございます。
◆外側を責める人
浮気が発覚したときに
「お前が俺を放っておくからだ！」
とか
子供の学校の成績が芳しくないときに
「お前がちゃんと見てないからだ！」
とかいう夫がいます。
まぁ、私の元夫です笑
が、よくご相談でもこのようなお話はいただきます。
「浮気したのは夫(妻)なのに、君が僕に冷たいからこうなったんだ！
って逆切れするんです」
「子どもに何かあるとすぐ、君がちゃんと躾てないからじゃないか！
なんて丸投げしてくるんです」
なにかと責任をこちらに押し付けてくる、
「私が悪いのか？」と
罪悪感を感じさせられるような案件。
しかも発端は自分、若しくは
「いえ、あなたにも半分責任ありますよね？」
という事柄であるにもかかわらず
「〇〇のせいだ」
「あいつが悪い」
「社会のせいだ」
と外側を悪者にしてしまう人、あなたの周りにいませんか？
こういう責任転嫁してくるような人の心理って
なんなのでしょう？
◆気づかれない罪悪感
本人的には大まじめに
・浮気の原因は妻(夫)にある
・子供が勉強しないのは妻(夫)のせい
と思っていたりするのですが
「こうなったのは〇〇のせいだ！」
と言ってしまう人は
心の深いところでとても巨大な罪悪感を
持っていることが多いのです。
その態度からは微塵も自分が悪いなんて
思っているようには見えないのですが。
罪悪感とは
「自分が悪い」
「自分は罰せられる」
という感情です。
この感情ってすごく嫌な感情です。よね？
とても気分が悪いです。
なので、これを感じたら
「なんてことをしてしまったんだ」
「みんなから罰せられる」
という恐怖から
瞬時に
「〇〇のせいだ！」
と自分の罪悪感を人のものに
すり替えてしまうのですね。
オートマチックに。
ほぼ無意識に。
でも、自分の罪悪感を人に投げつけて
すり替えようとしても
その気分の悪い罪悪感は
無くなってはくれないので
どこかでザワザワと心がざわついていたり
さらなる罪悪感を呼び寄せたりして
スッキリすることはありません。
けれど、本人は自分の罪悪感が悪さをしている
という自覚がないことがほとんどなので
という自覚がないことがほとんどなので
”自分は悪くない”にもかかわらず
なぜ気分が晴れないのかはわかりません。
そしてこういう時に
いかにあなたが間違っているか
いかにあなたが悪いのか
ということをわからせようとしても
火に油を注いだかのように逆切れ度が増したり
わが身を守ろうと貝のように心も口も閉ざして
余計に腹立たしさを味わう、なんていうお話しも
よく伺います。
◆内側を責める人
反対になんでもかんでも「自分のせいだ」
と自分を責めてしまう人がいます。
たとえば、職場で先輩に挨拶したけど
なんの反応もなかったとき
「きっと自分がなにか失礼なことをしたから
無視されたんだ・・・」
と自分を責めてしまう感じ。
また、パートナーの浮気がわかっても
「私が至らないから」
子供がヤンチャをしてしまっても
「私の育て方が悪いから」
と自分を責めてしまいます。
あまりに自分を責めすぎて
「消えてしまいたい」
と思う人も。
どこに居ても落ち着かず
居場所が無いように感じるかもしれません。
とても悲しいし辛いですよね。
いつ頃から、なにかコトが起こると
自分のせいだと感じてきたのでしょう。
過去のストーリーを振り返ってみるといいかもしれません。
◆根っこはどちらも罪悪感
なにか問題があって
外側(誰かや何か)や内側(自分)を責めてしまうとき
強烈な罪悪感を感じていそうです。
外を責めるのと内を責めるのは
一見真逆の態度なんですけれど
心理的には根っこに激しい罪悪感を
感じているんですね。
どちらが良いとか悪いはないです。
相手や事柄、時期などによって自分が
外側を責めたり内側を責めたりして
常に一貫しているものでもないようです。
ただ、どちらかに振れてしまっていることは
多いかと思います。
そんなときは俯瞰的に客観的に
自分自身や相手を眺めてみて欲しいのです。
・自分や相手になにか出来ることがあったとしたらどんなことだろう
・自分や相手が ”悪い” のではなくどちらも ”未熟なだけ” だったのかも
・誰しも間違ったりミスすることはあるよね
私たちはつい罪悪感という感情から
誰かや自分を責めてしまいます。
自分自身や周りの誰かの態度が
攻撃的になっているとき
一旦、落ち着いて上記のように
罪悪感から少し視点をずらしてみると
起こった問題から学びや気づきを得ることが出来ますよ。
一筋縄ではいかない問題もありますが
基本はこの考え方、ものの見方が土台になります。
◆私たちは愛で出来ている
どうもね、罪悪感という感情は生きている限り無くならないようです。
また、全く無くなっても困ります。
人々から罪悪感という感情が無くなってしまったら
無秩序で混沌とした荒れた世の中になるかもしれませんもんね。
意図せず人に迷惑をかけてしまうことはあるし
良かれと思ってしたことが裏目に出ることもあります。
そんなときは素直に「ごめんね」でよいのです。
でも、極端に自分や誰かを責める心は
誰をも幸せにすることはありません。
中庸な精神はモノゴトを公正に見せてくれます。
なにか問題が起こって、たとえ
誰かや自分を責める気持ちが出てきたとしても
最後には愛や許しの世界に着地しましょう。
どんなときも私たちの心には愛の世界が
横たわっていますからね～
どんなときも私たちの心には愛の世界が
横たわっていますからね～
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