「ウチの子は、大人しくて心配です」
親って子供のことは、なんだかんだと
心配してしまうものですよね。
心配だけでなく、思い通りに育ってくれないことに
イライラすることも。
こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
ご訪問ありがとうございます。
◆真逆な性格に育つ兄弟姉妹
同じ親から生まれた兄弟姉妹。
なのに、性格が真逆だわ～、ということって
よくあります。
たとえば、年子の姉妹。
お姉ちゃんは、とても大人しくて内向的。
対する妹ちゃんは、活発で外向的。
あなたがお母さんなら、どちらが気になります？
どちらを心配しちゃいそうですか？
私たちは、無意識に”投影”という心の働きをしています。
投影とは、自分を基準とした価値観や考え方で
世界を見るということです。
投影とは、自分を基準とした価値観や考え方で
世界を見るということです。
特に、母親は我が子に色んな投影をしやすいといいます。
まぁ、自分のお腹から出てきたわけですから
ついつい、自分のフィルターを通して
我が子を見てしまいやすいのは
自然なことではあります。
上記の質問で
大人しいお姉ちゃんを心配してしまうという人は
あなた自身が子供のころ、大人しい性格で
それによって嫌な思いをしたり、損をしたなぁ
と思うことが多かったのかもしれません。
反対に、活発で外向的な妹ちゃんを心配してしまう人は
あなた自身、活発がゆえにケガをよくしたり
お友だちとケンカしたりして、自分は気が強過ぎる
と感じているのかもしれません。
それと、もうひとつのパターンは
あなた自身は活発で外向的で、それを良しとしています。
なので、上のお姉ちゃんの大人しく内向的な性格に気を揉む。
「この子は引っ込み思案で、お友だちに声も掛けれない。
こんなことで世の中を渡っていけるのかしら？」
と。
反対に、あなたは大人しく内向的。
そのことで特に苦労していないし、自分はそれでOKとしています。
それゆえか、妹の活発で外向的な性格が気になる。
「この子は、なんでも好奇心旺盛でストレート過ぎる。
周りに迷惑かけるんじゃないかしら？」
と心配になる。
そんなこともあるかと思います。
◆兄弟姉妹はライバル？
深層心理的に、兄弟姉妹はライバルといわれます。
「親の愛を、誰が一番勝ち取るのか？」
のライバルなんですね。
親としては、どの子も可愛い。
ハズです。
が、その子の持って生まれた特性もあるし
年齢差、男女差もあります。
そして、なにより冒頭に述べた親自身の
”投影”が、無意識に働くので
「なんだか、この子は心配だわ」
「この子の、こういうところ、私に似ていてガックリだわ」
なんてことが起こります。
すると、子供は親のその感情を察知します。
「ん？ママは私のこと、大人しくてダメな子と思っている？」
「はん？おかーちゃんはボクにウンザリしてる？」
お母さんの感情が、子供に伝わります。
『感情は共鳴する』と聞いたことはないでしょうか。
イライラしている人がそばにいたら、なんだか嫌な感じがして
自分までイライラしてきたり
なにやら楽しそうにしている人が、そばにいると
こちらまで楽しくなってくる、というように
感情って、良くも悪くも呼応するのですね。
子供は特に感情に敏感なので、親が子供を
どのように感じているのかは、敏感に感じ取るのです。
そして大体の場合、母親たるもの子供にヤイヤイ言ってしまいます。
(あぁ、過去の自分を思い出す(￣▽￣); )
「なぜ、あなたはお友だちと一緒に遊ばないの？」
「どうして、あなたはそんなにもヤンチャで聞かん坊なの！」
「お姉ちゃんは大人しくて良い子なのに、あなたは・・・」
「妹は活発でお友だちも多いのに、あなたときたら・・・」
このような言葉掛けは、子供からすると
「あるがままの自分を否定された」
「誰かと比べられた」
と感じ、劣等感を抱えやすくなります。
そうやって、人の劣等感やコンプレックスが
作られるのです。
そうやって、人の劣等感やコンプレックスが
作られるのです。
我が子が自分自身を否定したり、劣等感を感じる。
これは、避けたいところです。
◆みんなちがって、みんないい
活発で外向的な子は、それで丸ごとOK。
大人しくて内向的な子も、それで100%OK。
もしもあなたが、お子さんをお持ちなら
どのような個性を持っていても、親の価値観で
子供をジャッジせずに
「あなたはあなたのままで、素晴らしい」
ということを伝えてあげて欲しいのですね。
子供は、本能的に自分に合った生き方を
選び取っています。
選び取っています。
きょうだいがいれば
自分はどうすれば、親からの愛を獲得出来るのか？
自分はどうすれば、親からの愛を獲得出来るのか？
を模索し、自分に一番適切だと思う振る舞いをするのです。
なので、ひとりが活発なら、ひとりは極端に大人しくなって
親の目を引き、愛を得ようとします。
ふたりとも活発だと、どちらかが抜きん出ます。
そこで、勝負がついてしまうのですね。
同じジャンルでがんばっても、目立たないやん…
となるので、違う土俵で勝負に出る
といったらよいでしょうか。
そこで、勝負がついてしまうのですね。
同じジャンルでがんばっても、目立たないやん…
となるので、違う土俵で勝負に出る
といったらよいでしょうか。
そう考えると、とても健気ですよね。
我が子が自分と似ていると、心配になったりガッカリしたり
人によっては、怒りを覚えることもあります。
そんなときは、あなたがあなた自身を
信頼していない、肯定していないということになります。
でももちろん、あなたのそれは、間違った自己イメージ。
あなたも、過去の親や誰かのジャッジや価値観で
自分を否定し、劣等感やコンプレックスを抱いていそうですよ？
また、お子さんをお持ちでない方も
「きょうだいは優秀だけど、それに比べて私は・・・」
「みんなは愛されるけれど、私は愛されない」
と感じているとしたら、それも誤解です。
自分の価値は、自分で決める。
自分を、誰かにジャッジさせてはいけません。
ましてや過去のネガティブな親、或いは誰かの
価値観に縛られているとしたら、ナンセンスです。
そのような縛りからは、解放されましょうね。
ただ、あるがままの自分を認める。
「私は、こういうところが得意」
「でも、ああいうのは苦手」
それはそれで良し、と納得して自分を正当に評価出来ると
「よし、じゃぁ、苦手分野を克服しよう！」
と前向きになれたり
「これは私は不得意なので、あの人に助けを求めてみよう」
と謙虚にお願いすることが、しやすくなります。
ただ、あるがままの自分を認める。
「私は、こういうところが得意」
「でも、ああいうのは苦手」
それはそれで良し、と納得して自分を正当に評価出来ると
「よし、じゃぁ、苦手分野を克服しよう！」
と前向きになれたり
「これは私は不得意なので、あの人に助けを求めてみよう」
と謙虚にお願いすることが、しやすくなります。
ネガティブな自己イメージの書き換えや
手放しには、カウンセリングも有効です。
よければ、頼ってくださいね。
ひとりでがんばるよりも数段、癒しのスピードが上がりますよ。
あなたがあなたと、あなたの身近な人を愛しますように。
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