最初のセッションで、そう言ったMさん。
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「どうしてそう思うのですか?」
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とお聞きすると、お父さんのことを
話してくださいました。
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Mさんのお父さんは、いわゆる社会的
地位が高いといわれる職に就いてらして
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世代的にも男尊女卑的な考えを持って
いたそう。
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テレビを見たり、新聞を読みながら
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「女のくせに」
「女だてらに」
「だから女は」
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そんな言葉をよく口にしていた。
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Mさん自身が直接、貶されたり怒られたり
したことはありません。
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でも、その言葉を聞くたびに
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「私も女なのに」
「女の私はダメなんだ」
「私は女だから認められないんだ」
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そんな思いがMさんの中に少しずつ
積もっていきました。
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そして、お父さんに対する怒りが
生まれていったのです。
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⠀
子どもにとって父親は 「大人の男性」
のモデルになります。
⠀
「男性とはこういうもの」という概念は
お父さんとの関わりの中で作られていく
ことがとても多い。
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Mさんも、無意識にお父さんを世間の男性
に投影して
⠀
「男なんかこの世からいなくなればいい」
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と思うようになったのです。
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お父さんに対する怒りがあるのは事実。
でも、その怒りが世の中の全ての男性に
向いてしまうと、生きづらいですよね。
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だって、世の中の約半分は男性ですもの;
⠀
こういうときって、女性性が傷ついて
いるんです。
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そして、Mさんが本当に傷ついていたのは
⠀
「女のくせに」
「女だてらに」
「だから女は」
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という言葉だけではなく、その言葉を
聞くたびに
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「女の私はダメなんだ」
「私は女だから認められないんだ」
⠀
と自分自身が「女性であること」を
否定するようになっていたこと。
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まずは、そこに気づくことから。
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そして、お父さんへの怒りの下から
溢れてきたのは
⠀
「”女”って一括りにしないで」
「女性を見下さないで」
「私も女だけど、ちゃんと認めてよ」
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そんな、切なくて、やるせない気持ち
でした。
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さらに、怒りのその奥には
⠀
「私は私として認めてほしい」
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という願いがあったのです。
⠀
⠀
Mさん自身、そんな願いを持っていた
自分を受け容れるのに抵抗がありました。
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怒っていた相手に実は認めてほしいと
願っていたなんて、悔しい気持ちが
出てきたそうです。
悔しいけど、認めてほしかったのは
本当だし、父と同じ職業についたのも
認めてほしかったからだった、と
気づいたら「降参しよう」と思えたそう。
そこに気づいていくと、世の中の男性を
消さなくて済むので、気持ちが楽になる笑
⠀
⠀
そして、お父さんに対しても
⠀
「そういう言い方をされると、私も女だから
聞いていて悲しくなるから、その言い方は
やめて欲しいな」
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と、落ち着いて気ラクに伝えられるように
なります。
⠀
自分の本当の願いをキャッチできると
世界が優しく見えますよ。

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