『幸せでないときは、誰かに復讐している』
⠀
心理学に、こんな言葉があります。
ちょっと怖い感じがしますよね。
⠀
初めて聞いたときは意味がわかりませんでした。
「幸せじゃないことが、誰かへの復讐???」
って。
⠀
でも、カウンセリングをしていると
「あぁ、確かにそういう側面はあるかも」
と思うことがあります。
⠀
⠀
Kさんは、幼い頃からお母さんに
⠀
「大学はこの大学に」
「仕事はこういう仕事」
「結婚相手は、医師や弁護士、官僚など
社会的地位の高い人」
⠀
そう言われて育ちました。
⠀
お母さんの期待に応えるように大学へ進み
大手企業に就職したKさん。
⠀
でも本当は、占いや人の心に興味があり
そんな自分を押し殺して会社員をしていました。
⠀
ただ、付き合う男性はというと、お母さんが
望む条件とは真逆の人ばかり。
⠀
定職に就いていない。
自由業で収入が不安定。
ギャンブラー。
借金がある。
モラハラ、DV傾向がある。
⠀
「どうして私は、いつもこんな人ばかりを
選んでしまうんだろう」
⠀
それがKさんの悩みでした。
⠀
⠀
お話しを聴いていくと、Kさんはお母さんの
ことが大嫌いでした。
⠀
「お母さんは、私の気持ちなんて全然
見てくれなかった」
⠀
ずっとそう感じていたのです。
⠀
そして、カウンセリングを進めていく中で
あることに気づきました。
⠀
「私、お母さんと望む正反対の人ばかりを
選んでいたんだ」
⠀
『お母さんが絶対に認めないような人でも
私は幸せになれる』
⠀
そう証明しようとしていたのだ、と。
⠀
⠀
そして、自分が幸せでなければ、お母さんは
心を痛める。
⠀
「私の育て方が悪かったから?」と自分を責める。
⠀
Kさんは、どこかで
⠀
「ほら、あなたのせいで私はこんなに不幸なのよ」
⠀
と、お母さんを責める気持ちがあったのです。
⠀
これは、とても深い気づきでした。
⠀
セッションでは、Kさんの幼かった頃の
⠀
「気持ちをわかってもらえない」
「そのままの自分では愛してもらえない」
⠀
という悲しみと寂しさに向き合い
解放していきました。
⠀
そして
⠀
『私が愛してほしい愛され方ではなかった
けれど、お母さんはお母さんの愛し方で
愛してくれていた』
⠀
ということを認め、少しずつ受け容れていきました。
⠀
ここはとても抵抗が出るプロセス。
怒りも出てくるし屈辱感、敗北感のようなものも
出てきます。
⠀
でも、Kさんはその感情から逃げずに対峙しました。
⠀
セッション後は、スッキリした表情で
⠀
「お母さんのこと、大嫌いだったけど‥
毎朝早起きしてお弁当作ってくれたり
雨の時は駅まで迎えに来てくれたり。
愛されてたな、っていっぱい思い出しました」
⠀
少しはにかみながら、そう話してくれました。
⠀
⠀
どんな人とつきあうか、どんな仕事をするか。
⠀
自由業でも医師でも弁護士でも。
社会的地位が高くても低くても、どちらでも
よくて。
⠀
大切なのは ”自分が幸せを感じているかどうか”。
⠀
⠀
もし、不幸だなと感じることが繰り返されるなら
⠀
「仮に、私が不幸でいることで、誰かに
復讐しているとしたら…誰にだろう?」
⠀
そんな視点を持ってみると、思わぬ答えが
あなたの中から返ってくるかもしれません。
⠀
誰かの影響を受けてたな、と気づいたら
もう一度、自分のピュアな心に戻ってくる。
⠀
そして、あなたが幸せになるための道を選ぶ。
⠀
嫌いな人と同じ価値観でも違う価値観でも

